【必見】セントラル浄水器の耐用年数は半永久！？

作成日 : 2022-08-26

更新日 : 2024-07-22

「セントラル浄水器の本体の耐用年数はどのくらいでしょうか。セントラル浄水器は高額なものなので、どのくらいの耐用年数があるか気になりました。」

「確かにこれは気になる部分ですね。では、その疑問にお応えします。」

まずは弊社のご紹介

弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業33年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。

ステンレス製のハウジングは耐用年数は半永久

「結論から申し上げるとセントラル浄水器のハウジング本体はステンレス製になりますので、メンテナンス次第では耐用年数は半永久となります。」

「半永久ですか。それはすごいですね。つまり一度購入すれば、ほぼずっと使えるということですか。」

セントラル浄水器『ソリューヴ』はSUS304

セントラル浄水器『ソリューヴ』で使われている素材は、ステンレスの中でも「SUS304」というものになります。「SUS（Steel Use Stainless）」とはステンレスのことを指します。SUS304は、300番台のオーステナイト系のステンレスの代表的な種類です。ステンレスの分類の違いは、混ぜられている主要元素の違いになります。その中でもSUS304は、耐食性・強度・耐熱性・溶接性などに優れ錆びに強いクロムとニッケルを含んだ合金鋼です。クロムだけが入っているフェライト系（400番台）のステンレスに比べると、非常に優れた素材ですが、価格が高いことも特徴です。

一方で、鉄材は酸化しやすく、水道本管などに使われていた鉄管などの場合、水道水に含まれる残留塩素の酸化作用によって、時間と共に赤錆などが発生することがありますが、SUS304は耐食性に優れているので錆に強いです。

弊社セントラル浄水器『ソリューヴ』の場合ですと、これまで多くの導入実績がありますが、古くからのお客様は20数年以上お使い頂いています。

「なるほど。水道水の塩素は酸化作用があるんですね。」

SUS304の魅力とは？

金属加工において、SUS304は非常に人気のある素材です。

錆びにくい

金属は通常、空気中にさらされることで錆びやすくなります。しかし、SUS304は「耐食性」と呼ばれる錆びにくい性質を持っています。これは、屋外での使用において特に重要です。SUS304は完全に錆びないわけではありませんが、通常の環境下では非常に錆びにくいという特長があります。このため、長期間にわたり安心して使用することができます。

柔軟な加工性

SUS304は「延性」にも優れており、引っ張られても柔軟に伸びる性質を持っています。これは、複雑な形状への加工や、高い圧力がかかる環境でも優れたパフォーマンスを発揮します。柔軟性があるため、様々な用途に適応できるのが大きなメリットです。

壊れにくさ

金属は時間とともに劣化し、脆くなってしまうことがあります。しかし、SUS304は「靭性」と呼ばれる性質を持っており、壊れにくく、粘り強さがあります。これは、例えばキッチンのシンクなど、日常的に使用される製品において非常に重要なポイントです。壊れにくいということは、長持ちし、結果的にコストパフォーマンスが高いということを意味します。

これらの特長により、SUS304は金属加工において非常に優れた素材として広く利用されています。

「なるほど。」

残留塩素の酸化作用と老朽化した水道管

水道水には公衆衛生上の施策として、浄水場にて塩素処理をしています。そして、一定の残留塩素が維持されている状態で、水道管を通り各家庭に水道水を供給しています。この水道水に含まれる塩素が酸化剤となり、水道管の錆びの原因になります。

普段使っている水道水が透明なように見えても、水道管内部や継手の腐食によって赤錆が発生してる場合は、徐々に水道水に溶け出しています。

「なるほど。要は水道本管の汚れなどが、我が家に入ってくるというイメージですね。」

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水道管内の赤錆とは

赤錆は、鉄が酸化して発生する赤茶色の錆びです。放置しておくと錆が広がり鉄がとても脆くなります。築年数の古い住宅やマンションなどでは、給水管でも鉄管（鋼管）が使われていることもあります。

水道管や給水管の素材には鉄管（鋼管）以外にも、ステンレス管や、樹脂管（塩ビ管など）などの錆びにくい素材もありますが、コスト面や加工のしやすさ、耐久性などの問題もあり、水道の基幹部分には長らく鉄が使われてきました。

赤錆は、錆が進行し水道管が脆くなるため漏水などの原因にもなりますし、一定期間ごとのメンテナンスが必要になります。

【証拠あり】浄水器で水道水の赤錆は除去できます

「いわゆる『赤水』は、赤錆が水に溶け出したもので、築年数の古い住宅・マンションや一定の地域などでは、稀に蛇口から出てトラブルが発生したりします。」

「水道水の残留塩素ってカルキ臭だけが問題じゃないんですね。」

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残留塩素の下限値が定められているが上限値はない

水道水の残留塩素に関しては、蛇口での濃度を0.1mg/L以上保持ことが水道法で定められております。しかし、下限値は0.1ppmと定められている一方で、上限値は定められていません。一方で、「美味しい水」の基準が「目標値」として定められています（国:1.0mg/L、東京都:0.4mg/L）。当然、この濃度が高ければ結果的に「水のまずさ」につながっていくことになります。

塩素は、細菌類、特に消化器系病原菌に対して微量でも迅速な殺菌効果を示すので、残留塩素は殺菌効果の保証としての意義が大きいが、多すぎると塩素臭が強くなり、金属などの腐食性を増す障害ともなり、また、水中のフミン質などと反応してトリハロメタン等を生成する。我が国では、病原菌による汚染のおそれに対する対策として、水道法第22条の衛生上の措置の一つとして、給水栓における水が、遊離残留塩素を 0.1mg/L（結合残留塩素の場合は、0.4mg/L）以上保持するように塩素消毒することとされている。一方で、快適水質項目として、おいしい水の観点から、1.0mg/L程度との目標値が設定されている。

厚生労働省「水道水質基準について | 塩素(残留塩素)　７．毒性評価・利水障害」より引用