【使用例あり】残留塩素の濃度を測るDPD試薬とは?
「水道水の塩素をチェックするDPD試薬とはどんなものですか?」
「確かに、気になる点だと思います。では、その疑問にお応えします。」
まずは弊社のご紹介
弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業33年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。
DPD試薬とは
DPD試薬とは残留塩素を含む水道水に加えると、元の透明色から色が変化することで、水道水内の残留塩素の濃度を簡易測定できる試薬です。専門知識がなくても、専用の測定器を使用することで、正確に残留塩素の濃度を確認できます。飲料水、プール水、河川水の環境調査、排水検査、工場管理など、さまざまな用途で使用されています。
DPD試薬は、残留塩素が含まれている水に加えると、塩素の量に応じて淡い赤紫色から赤紫色に変化します。これにより、残留塩素の濃度が視覚的に確認できます。ただし、DPD試薬は残留塩素だけでなく、酸化力を持つ他の物質にも反応します。たとえば、オゾンや二酸化塩素といった消毒に使われる物質も、DPD試薬を加えると瞬時に発色します。
色の変化で残留塩素濃度を測定
「具体的には以下のような色の変化で残留塩素の濃度を簡易査します。」
「なるほど。」
残留塩素とは
日本の水道法では、公衆衛生上の理由から水道水中に一定程度の塩素(0.1mg/L以上)を保持することが定められています。その水道水内に残留している有効な塩素を残留塩素といいます。
残留塩素には、遊離残留塩素と結合残留塩素の2種類があります。
実際にDPD試薬を使った検査
DPD試薬は、水道水内の残留塩素の濃度を簡易的に計測するために使います。例えば、マンションなどの集合住宅では、ビル管理として貯水槽の衛生管理は管理者側の責任で行いますが、その際の残留塩素濃度の計測や、学校・公共施設のプールや大衆浴場などでは、殺菌消毒を目的とした水質検査の目的で利用されます。>
一方、弊社では、セントラル浄水器『ソリューヴ』をご提供していますが、家庭用浄水器の場合は、逆に家庭内で使う水道水の塩素を、使う直前で除去することが目的ですので、DPD試薬は主に2つの目的で使用しています。1つ目が、浄水器本体設置後にきちんと設置がされたかどうかの確認。2つ目が、浄水器のカートリッジ・フィルターの交換時期及び消耗度合いをはかる目的です。つまり、きちんと残留塩素が除去されているかどうかを検査するためにDPD試薬が使われます。
試薬が淡いピンク色に発色すれば、塩素に反応しているということになるので、然るべき対応をするということになります。
「よく浄水器の販促デモンストレーションで使われますが、水道水には塩素が必ず入っていますので、当たり前にこのような比較ができます。」
では、実際のセントラル浄水器『ソリューヴ』のDPD試薬検査の結果を例にDPD試薬の検査イメージをお見せします。
「確かに、上の水道水は塩素に反応してピンク色に変色していますね。」
「実は水道水内の塩素は肌に付着するのをご存知ですか?」
「えっ。そうなんですか?」
「では、今度はDPD試薬を使ったもう一つの例として、実証実験を行った動画をご覧ください。」
【DPD試薬を使った実証実験】塩素は肌に付着する
以下の動画をご覧ください。こちらは塩素が肌に付着することを実証したデモンストレーションです。実証内容は、2つのコップに水道水を用意して、残留塩素に反応するDPD試薬(塩素チェッカー)を入れます。一つのコップはそのままの試薬を入れます。当然、水道水の残留塩素に反応して、ピンク色に反応します。もう一つのコップは、試薬を入れる前に一旦、指でかき混ぜます。すると、こちらはピンク色に反応しません。これは、塩素が抜けたのではなく指に塩素が付着したことで、反応しなかったという実証結果です。
「おお。本当ですね。」
まとめ
「いかがでしたでしょうか。「DPD試薬」についておわかりいただけましたでしょうか。」
「はい。わかりました。」
「弊社では、住まいの大元から浄水するセントラル浄水器『ソリューヴ』をご提供しております。ご興味がございましたら、特設ページをご用意しておりますので、是非そちらもご覧ください。」
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