【証拠あり】 浄水器で水道水の赤錆は除去できます
「先日テレビ番組で、水道管の赤錆の映像が流れていました。水道水を使う上で問題ないとのことでしたが、ひいき目にみても問題ない汚れのようには感じませんでした。少なくとも、自分は何か対策したいなと思っています。そこで、浄水器は塩素の除去以外にも赤錆にも効果はあるのか具体的な情報を知りたいです。」
「確かに、気になる問題ですね。では、その疑問に簡潔にお応えします。」
まずは弊社のご紹介
弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業33年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる浄水器と赤錆の疑問についてお応えします。
【結論】浄水器は赤錆除去に効果を発揮します
「百聞は一件にしかずですので、まずはこちらの画像をご覧ください。この画像は、弊社セントラル浄水器『ソリューヴ』をご利用のお客様が年に一回カートリッジ・フィルターを交換されるのですが、その交換時の使用済みのカートリッジ・フィルターと新品のカートリッジ・フィルターの比較画像です。」
「えっ…。こんなに違うんですか!?フィルターの比較は見たことがなかったですが。やっぱり…。私がテレビ番組で見た時は錆びた水道管の画像もありました。」
「このような感じのものでしょうか?」
「そうです。そんな感じです。」
「もちろん、地域によって差はありますが、概ね同じような結果になります。その他の事例をご覧になりたい場合は、弊社『ソリューヴ』の特設ページにてご覧頂けます。」
そもそも赤錆とは何か?
「そもそも赤錆は何なんですか?」
赤錆は、鉄が酸化して発生する赤茶色の錆びです。放置しておくと錆が広がり鉄がとても脆くなります。水道管に広く使われている金属であるダクタイル鋳鉄(ダクタイル鋳鉄管)は耐震性に優れ、地震大国である日本の環境に合った素材ですが経年劣化はしていきます。
築年数の古い住宅やマンションなどでは、給水管でも鉄管(鋼管)が使われていることもあります。
水道管や給水管の素材には鉄管(鋼管)以外にも、ステンレス管や、樹脂管(塩ビ管など)などの錆びにくい素材もありますが、コスト面や加工のしやすさ、耐久性などの問題もあり、水道の基幹部分には長らく鉄が使われてきました。
赤錆は、錆が進行し水道管が脆くなるため漏水などの原因にもなりますし、一定期間ごとのメンテナンスが必要になります。
「いわゆる『赤水』は、赤錆が水に溶け出したもので、築年数の古い住宅・マンションや一定の地域などでは、稀に蛇口から出てトラブルが発生したりします。」
水道水の赤錆の原因は残留塩素にある
水道水には公衆衛生上の施策として、浄水場にて塩素処理をしています。そして、一定の残留塩素が維持されている状態で、水道管を通り各家庭に水道水を供給しています。この水道水に含まれる塩素が酸化剤となり、水道管の錆びの原因になります。
普段使っている水道水が透明なように見えても、水道管内部や継手の腐食によって赤錆が発生してる場合は、徐々に水道水に溶け出しています。
「その具体的な例が、先程の浄水器のフィルターの比較写真なんですね。」
「そうなんです。事実、一見透明な水道水のように見えても、1年間の蓄積であのように汚れが見える状態になることがあります。」
水道水内の残留塩素とその酸化作用と金属の腐食
水道水に含まれる残留塩素は、主に殺菌目的で使用されていますが、その酸化作用が金属の腐食や錆の発生を引き起こす要因ともなります。残留塩素は次亜塩素酸(HOCl)や次亜塩素酸イオン(OCl-)として水中に存在し、強力な酸化作用を持つため、金属に接触すると酸化反応が進みます。この酸化作用によって金属が腐食し、特に炭素鋼やステンレス鋼に対して全面腐食や局部腐食(すき間腐食、応力腐食割れ)を引き起こす可能性があります。
一方、残留塩素はわずか1ppmの濃度でも腐食を促進するため、金属の長期的な使用には注意が必要です。特に配管や冷却装置などの金属部品が長期間水道水にさらされると、腐食が進み、錆が発生しやすくなります。
【参照】旭化成エンジニアリング 化学装置材料の基礎講座水道管の老朽化の問題
「ニュースで水道管の破裂事故とか割と見ますね。水道管だけではなく高速道路の崩落事故とか長い時間が経つとしょうがない部分もあるとは思いますが…。」
国全体として、水道インフラを一斉に修繕することが困難です。水道管の老朽化はすでに周知の事実で、国も全ての管路更新には130年かかるとしています。このような環境の中で、各家庭に水道水が給水されるわけですから、公衆衛生上の観点で塩素の投入も不可欠です。しかし、その塩素自体が水道管の老朽化を生んでいるという悪循環になっているのが現状です。
「よく赤錆サビだらけの水道管のイメージ画像を見ますが、テレビでも特集が組まれてたりしますよね。」
人々の暮らしに欠かせない公共インフラの老朽化が深刻な問題となっている。中でも近年頻発しているのが水道管の破裂。一度水道管に亀裂が入ると道路から水が噴き出し、近隣の商店街や住宅にまで浸水の被害をもたらす。全国でこうした漏水事故が年間2万件以上起きている。なぜ今、こんなに多くの水道管が破裂しているのか。
ある現場へ向かうと、掘り起こされていたのはボロボロの水道管。腐食が進行し、これが漏水の原因となっていた。日本の水道管の多くは、1960〜70年代にかけて高度経済成長期に敷設されたもの。水道管の交換目安とされる40年が過ぎ、今、全国の水道管が壊れ始めているのだ。 各自治体の予算には限りがあるため、老朽化した水道管を交換していくのは容易じゃない。例えば神奈川県川崎市の予算では、1年で40kmを交換するのが限界。仮に日本の古い水道管をすべて交換するとしたら、現在のペースでは130年かかるという試算も。この間にも水道管は劣化していき、問題を次世代に先送りしているのが現状だ。
テレ東プラスWebサイト「日経スペシャル 未来世紀ジパング 水道管の破裂事故が多発…迫り来るインフラ・クライシス」より引用
【水道管老朽化】全ての更新に130年以上も!?赤錆が引き起こす問題とは?
一般的に赤錆がもたらす問題には、どのようなものがあるのか挙げてみます。
- 1. 水道水がまずい
- 2. 金気臭(金属臭)がする
- 3. 赤水が出る
- 4. 洗濯物が汚れる
- 5. 水道の出が悪くなる
- 6. 赤錆を摂取してしまう
「なるほど。それでいうと蛇口から出る水道水が赤茶色に濁ったことがあります。」
「それは赤水ですね。」
赤水の原因
水道管内の鉄さびやゴミなどで水道水が濁る赤水の原因として、水道工事などに伴う断水や漏水など、水道管内を流れる水道水の流れや水圧の変化が挙げられます。先程の説明の通り、長年水道水内の残留塩素の酸化作用などで蓄積された錆が、それらの事象が起きることで剥がれ落ちて水道水が濁ります。
「また、水道水の臭さに関しても金気臭だけではなく、他の要因もあります。」
- 1. 水カルキ臭(水道水内の残留塩素)
- 2. カビ臭(夏場の藻の発生など河川の濁り)
- 3. 金気臭(鉄臭い臭い。水道水内の鉄・銅・亜鉛等)
浄水器が除去するのは赤錆だけではない
水道水には赤錆以外にもゴミや有機物などがあります。加えて、残留塩素やトリハロメタンなどの副次的に発生する有害物質の問題、夏場の気温の上昇によって、繁殖する藻などの臭い。マンションなどの集合住宅では、貯水槽(受水槽)の管理不十分による錆止め剤等の溶剤の臭いや、水の濁り・サビ・ゴミ、藻の発生などもあります。
大部分の浄水器がこれらの課題に対する浄水効果を提案しています。つまり、浄水器に求められる機能は一貫して「浄水」です。
フィルターは用途に応じてろ材の構成が各製品ごとに異なりますが、大きな役割を果たすのは活性炭です。あまりろ過効果の高すぎるろ材を使うと、設置後に水道の流量が少なくなり、生活水としては使いにくく、本来必要なミネラル分まで除去してしまうようなものもあります。
「詳しくは、こちらをご覧ください。」
「浄水器といえば、塩素を浄水するイメージでしたけど、それ以外にも色々浄水してくれているんですね。」
浄水器を付けていても捨て水は推奨
朝起きてすぐに水道水を使う際には、一定程度蛇口から水道を流す「捨て水」をすることが勧められています。これは、水道管の中で一晩滞まった水は、殺菌消毒のための塩素の効果が弱くなったり、赤錆などの不純物がたまる可能性があるからです。この点については、浄水器をつけていても同じ対策をすることをお勧めします。
例えば、長期の出張や旅行などで家を留守にした際や、別荘管理などである程度の期間、水道水を使っていなかったりする場合にも「捨て水」は有効です。
「ホテルやロッジなどに泊まった時もそうですね。」
住まいの給水管の掃除やメンテナンスは水道工事事業者へ依頼
先述の通り、築年数の古い住宅では、屋内の給水管の老朽化が起こっているケースもありますので、赤水などの問題が起こった場合は、最寄りの水道工事事業者にご相談されると良いです。
セントラル浄水器は住まいの給水管の赤錆の発生にも効果的
先程、赤錆の原因に残留塩素があるという話をしましたが、セントラル浄水器は住まいの大元に設置するので、家やマンションなどの給水管の状態を保つ事にも効果的です。
「家の給水管の状態ですか!?」
水道管と同じ状態は家の中の給水管にも当てはまります。一般的な浄水器は蛇口の出口部分で浄水します。ということは、家や店舗・施設内の配管は、普通の水道水が通っているわけです。ですので、当然の結果として同じような劣化が起こるわけです。最近の住宅では、給水管の素材に塩ビ管やステンレス管など錆びにくい素材が使われていますが、築年数が古い住宅やリフォームしたものなどは鉄管(鋼管)が使われている場合があります。
弊社で扱うセントラル浄水器『ソリューヴ』は、一般的な蛇口で浄水するタイプとは異なり、住まいの大元に設置します。具体的には、屋外の水道メーターを境に住まい側すぐ近くの配管に設置する浄水器です。水道の出口で浄水するのではなく入り口で浄水することによって、赤錆の原因である残留塩素が住まいの手前で浄水されるので、結果的に給水管の劣化を予防することにもつながります。
セントラル浄水器の場合、住まいの大元に設置することによって、全ての蛇口をひねれば浄水された水を使うことができますし、お湯を使用する場合も、浄水器のフィルターにお湯が通過することがないので、フィルターの活性炭が消耗するようなこともなく、お湯をたくさん使うことも出来、お風呂やシャワーでも気兼ねなく利用することができるようになります。
【必見】お湯が使える浄水器は入口で浄水します 【お湯もOK】お風呂もシャワーでもおすすめの浄水器「生活の色々なシーンで水は使うので、全て浄水されるのは便利ですね。もう浄水器はもう飲み水だけじゃないのかも。 」
まとめ
「いかがでしたでしょうか。水道水と赤錆の関係。それと浄水器でのろ過に関してご理解いただけましたでしょうか。」
「よくわかりました。元々、日本人は衛生意識が高いですから、やっぱり、水を使うのは毎日のことなので対策したい人は浄水器を付けますよね。事実を踏まえて、どうするかを『選択できる』ことが大切だと思います。」
「水道水と浄水器と赤錆の関係、お分かり頂けましたでしょうか。弊社、セントラル浄水器『ソリューヴ』は飲み水だけではなく、「生活水全体の浄水」をご提案しております。ご興味がおありでしたら、是非一度特設サイトをご覧ください。」
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